エメラルドなどと同じ「ベリル」という鉱物に属する石です。結びつく元素の違いで、色が変わります。アクアマリンは鉄の影響で青くなったものです。 モース硬度は7.5と高く、水晶と同じくらいの硬度を持ちます。

海を思わせる色をしたアクアマリンは、その印象どおり穏やかな海のような優しい癒しのエネルギーを発しています。この石を身に着けることで、周りの人に対して優しく穏やかな気持ちになれて、コミュニケーション能力がアップするといわれています。 そのことから、「幸せな結婚」を象徴するといわれ、結婚のお祝いとして贈り物に適しています。 また、海を連想させることから、昔から船乗りや漁師の間でお守りとして大切にされてきました。今でも水路を使う旅行などに行く際身に着けておくと、事故や災難から守ってくれるともいわれています。 水の性質を持つため、水関連のお仕事をされている方が持つ石として最適です。

アクアマリンの名前はラテン語で水を意味する「アクア」と海を意味する「マリン」が由来です。中世ヨーロッパでは夜の照明の中で美しく輝くことから、「夜の女王」とも呼ばれていたそうです。かのマリー・アントワネット王妃が愛した石ともいわれています。 神話によると、海の精の宝物が浜へ打ち上げられて宝石となったものがアクアマリンだそうです。

３月の誕生石として有名です。